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About Human Expenditure Program
ヒューマン・エクスペンディチャー・プログラム(Human Expenditure Program)は、相手の世話をするほど気持ちが重くなるタイプの心理ホラーノベルです。派手に驚かせるより、選んだ行動がずっと残る感じでじわじわ締めつけてきます。正直、遊んだあとに変な後味が残るのですが、そこがかなり良いです。
注目ポイント
- ハーヴィーが扱いを記憶して反応を変えます
- 世話の積み重ねで結末が二つに分かれます
- 会話の空気が崩れていく怖さが強いです
- 短いミニゲームが緊張を切らしません
- 前作より人間関係の痛さが前に出ています
遊び方と基本システム
やること自体はシンプルです。ハーヴィーに食事を与えたり世話をしたり、会話の選択肢を選びながら日常を進めます。ただしこのゲームは、正解を当てるよりどう接したかの積み重ねが大事です。
操作は基本的にマウス中心で、選択肢やメニューを触って進めます。場面によってはキーボードを使うミニゲームが入り、少し反応を急がされます。この差し込み方がいやらしくて、落ち着いて読んでいたはずなのに急に気分を乱されるのが上手いです。
ヒューマン・エクスペンディチャー・プログラムを普通の育成ゲームみたいに考えると、けっこう痛い目を見ます。ハーヴィーは単なるステータス管理の対象ではなく、感情と記憶を持った人間として返してきます。試しに雑な選択をしてみると、その場だけで終わらない感じがあってかなり効きます。
コツを言うなら、好奇心だけで突っ走らないことです。全部試したくなる気持ちはわかるのですが、取り消せない判断が多いので、面白半分で踏み込むほど空気がきつくなります。ハーヴィーの体調だけでなく、会話の温度も見ながら進めると結末の見え方が変わります。
このゲームが刺さる理由
このゲームが目立つのは、怖さの中心が怪物や大音量ではなく、相手に覚えられている感覚にあるからです。自分の選択がログとして残るだけではなく、相手の中に沈殿していくのが怖いんです。
特に良いのは、食事を与える、世話をするという一見やさしい行為が、だんだん支配や監視にも見えてくるところです。普通なら親切に見える操作なのに、文脈が変わるだけでこんなに不穏になるのかと驚きました。ハーヴィーの反応も、露骨に怒るだけではなく、妙に静かだったり妙に覚えていたりして、そこが逆に嫌です。
前作BLOODMONEY!の流れを知っていると、ヒューマン・エクスペンディチャー・プログラムがどこを深掘りしたのかも見えやすいです。あちらが金やモラルの見せ方でざらつかせる作品だったなら、今回はもっと近い距離で人との接し方を刺してきます。二つのエンディングも単なる回収要素ではなく、自分がどこで線を越えたのか見直すためのものに感じました。
よくある質問
先にざっくり答えると、これは無料ゲーム感覚で軽くつまむより、PCで腰を据えて読むタイプのホラーゲームです。ブラウザゲームやオンラインゲームみたいな手軽さを想像すると、かなり空気が違います。
音ゲーですか?
音ゲーではありません。タグで見つけた人はそこだけ少し注意です。メインは会話と選択のあるホラーノベルで、ミニゲームが緊張を切らさない形で入る作りです。
無料ゲームやブラウザゲームですか?
今出ている情報ではPC向け作品です。無料ゲームやスマホのブラウザゲームのように、すぐ開いて数分遊ぶタイプではありません。物語と選択の重さをしっかり味わうゲームです。
前作BLOODMONEY!を知らなくても平気?
平気です。単体でも十分わかります。ただ、BLOODMONEY!の嫌な空気感が好きだった人ほど、本作が人間関係のほうへ寄せてきた変化を楽しめるはずです。
重いテーマのホラーゲーム、後味の悪さがちゃんと魅力になるノベルゲーム、そういう作品が好きならかなりおすすめです。逆に明るいオンラインゲーム気分で入ると面食らいます。でも、そのズレも含めて忘れにくい一本なので、気になったら試してみてください。
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